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フコイダンの種類とコンブのガニアシ

一口にフコイダンといっても、、同じコイダンでも、種類や構造・抽出方法によって活性が全く異なります。つまり、フコイダンでもコンブ由来のもの、モズク由来のもの、メカブ由来のものという具合に、現在、判明しているだけでも、このような海藻類のフコイダンがあります。
 なかでも、フコイダンには、昆布科から抽出された5種類のコンブ由来フコイダンが確認されています。

 やや専門的になりますが、フコースだけのF-フコイダン・グルロン酸とマンノースのU-フコイダン・ガラクトースとフコースのG一フコイダン、昆布の中でも真昆布の仮根(ガニアシ)から抽出された水溶性食物繊維としては、アルギン酸とグルロン酸とセルロースのL-フコイダンとGA-フコイダンは、ガニアシ特有のフコイダンと確認されています。そして、最近では、ナガマツモ科のオキナワモズクから抽出されたオキナワモズクフコイダンとワカメのメカブから抽出されたメカブ由来フコイダンなどが確認されています。

 一方、コンブは海底に根をはり、そこから地上の植物と同じように成長していきます。よく知られている根コンブは、その名前からコンブの根っこというイメージがあります。ところが、根コンブは本当の根ではなく、コンブそのものの下の部分なのです。本当のコンブの根は、通称「ガニアシ」と呼ばれているものを指します。ガニアシとは「カニの足」という意味で、その姿がカニの足に似ていることから、北海道の漁師たちはガニアシと呼んでいます。

 生物的にいうと、ガニアシとは北海道のマコンブの仮根(付着根という場合もある)の通称です。コンブは仮根、そこから細く伸びている葉柄、そして私たちが食べる葉状体に別れています。一般に根コンブとして流通しているものは、仮根でも葉柄でもなく、葉状体の最下部のことなのです。
 また、真昆布の仮根(ガニアシ)は、仮根部分が折れやすく、しかも収穫しても仮根の部分に石や砂などが取込まれているため、分離工程が非常に複雑でコストがかかるため、精製は難しく廃棄物として捨てられていました。近年では、大規模なプロジェクトが進められ、ガニアシから新しい食品素材が生まれました。いくら体によい成分が豊富だとしても大変硬いガニアシは普通の食品としては、そのまま食べられるものではありません。

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