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トンガモズクの揺りかごを育むトンガ王国とは

トンガモズクから抽出されたフコイダンの質の高さは、誰もが認めるところです。定評は動かぬところでしょう。ところで、その原材料となるトンガモズクの故郷、南太平洋のトンガ王国はどのような国なのでしょうか。
一般的にはトンガ王国の人たちは親日的で、国王が日本の大相撲の朝日部屋に力士を送り込んだことは知る人ぞ知ることです。日本の大学ラグビーや社会人ラグビーにも選手を送り込んでいます。
もう既に引退しましたが、大相撲の元横綱・武蔵丸は実は正真正銘のトンガ人だということです。両親が米領サモアに職を求めて出稼ぎに行き、後にハワイに移住したというのです。トンガの人たちはとにかく大きい。武蔵丸もその体形はトンガ人そのものです。
トンガ国は、2000年の歴史を持つポリネシア人の本家といっても良いでしょう。10世紀には、元横綱・武蔵丸が育ったポリネシア人の島ハワイにまで勢力圏を拡大していました。キリスト教と「近代」を導入したのはハワイよりも古く、立憲君主国の英国を真似て、憲法を制定したのが1875年。明治憲法よりも10数年早い。それ以前のトンガは、神と王とタブー(禁忌)が支配する島でした。
ちなみに英語 のTABOO(タブー)はトンガ語のTAPUが語源といわれています。『勝手にサンゴ礁の外に出るな』「許しを得ないで大きな魚をとるな」「土地は神の子の王のものであり、勝手に耕すな」などなど。タブーを犯した違反者は処刑されという歴史を持っています。
古くから憲法をもつ王国ではあったが、この島国の最大の泣きどころは土地の狭さでした。150もの島からなるトンガ王国の面積は、島を全部合わせても日本の対馬ほどの大きさしかありません。憲法で土地は国王のもので、農家は家父1人当たり8エーカーの借地権が与えられるだけです。そして、借地権は代々長男が相続。したがって、次男坊、三男坊はこの王国では暮らしてはいけません。武蔵丸の両親がハワイに渡ったのもそうした切実な事情があったからといえます。
トンガ人の海外移住者と出稼ぎは6万人余。国内に住むのは常に10万人以下 というスリムな人口を保っておく必要があようです。
トンガモズクの故郷、トンガ王国はこうした歴史をもつ国なのである。

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