コンブ由来のフコイダンの原料となるコンブ。コンブは海底に根を張り、そこから地上の植物と同じように成長していきます。よく知られている根コンブは、その名前からコンブの根っこというイメージがあります。
ところが、根コンブは本当の根ではなく、コンブそのものの下の部分なのです。本当のコンブの根は、通称『ガニアシ』と呼ばれているものを指します。ガニアシとはいわゆる『蟹の足』という意味で、その姿形が蟹の足に似ていることから、北海道の漁師たちはガニアシと呼んでいます。
生物学的にいうと、ガニアシとは北海道の真コンブの仮根(付着根と呼ばれる場合もあります)の通称です。コンブは仮根、そこから細く伸びている葉柄、そして私たちが食べる葉状体に分かれています。一般に根コンブとして流通しているものは、仮根でも葉柄でもなく、葉状体の最下部のことです。
また、真コンブの仮根(ガニアシ)は、仮根部分が折れやすく、収穫されても仮根の部分に石や砂が取込まれてしまい、分離工程が複雑で結構コストがかかるため、精製は難しいとされこれまでは廃棄物として捨てられていました。
しかし、近年、大規模なプロジェクトが進められた結果、ガニアシから新しい食品素材が誕生したりしました。また、いくら体によい成分が豊富だといっても、非常に硬いガニアシは普通の食品としては、そのフコイダンままでは食用には向いていないのです。
