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沖縄県民の長寿とフコイダンとの関係-その2

 現代人は肥満傾向にあるといわれていますが、そうした中で健康志向、ダイエット志向が高まって、海藻サラダやヒジキの煮付けなどが、低カロリーでミネラル豊富な健康食として、若い女性たちの間で人気があります。    沖縄料理の主役は、何といってもコンブやモズク、メカブなどの海藻類です。そして、沖縄県はコンブの消費量日本一を誇っています。コンブは北海道など北の海の海産物と思われますが、消費量は沖縄がダントツなのです。沖縄でコンブなどの海藻類が食卓に上るようになったのにはちょっとしたワケがあります。  江戸時代中期から、北海道など北の海で採れたコンブは北前船で全国各地に運ばれるとともに、沖縄を経由して清(中国)にも輸出されるようになりました。 ちょうど、沖縄はその中継地だった関係で、北海道から遠く離れた沖縄でさかんに食べられるようになったのです。  そして、消費量が多いだけでなく、食べ方にも大きな特徴がありました。本土ではコンブというとお出し、出し汁をとるものというイメージですが、沖縄では、出し汁をとるだけでなくクーブイリチー(千切りにしたコンブを豚肉やコンニャクと一緒に炒め煮にした沖縄の代表的な郷土料理)という炒め物にしたり、炊き込みご飯に入れたりと、コンブをそのまま食べることが多いのです。  このため、コンブに含まれる栄養素をそのままとることができたのです。この食べ方にも長寿の秘密が隠されていたのです。  また、沖縄の長寿を担っている海藻は何もコンブだけではありません。もう一つ忘れてはならないのが生産量日本一を誇るモズクがあります。 コンブの消費量が日本一の沖縄ですが、さらにモズクの消費量は他県の10倍といわれています。  最近はスーパーなどでもパック詰めされたモズクが売られています。その約9割が沖縄の海で養殖されたオキナワモズクです。  モズクと聞くと、酒の肴(さかな)を思い浮かべますが、沖縄では味噌汁の具にしたり、雑炊にしたりするだけでなく、さまざまなモズク料理があり、日常のごく普通に食卓にのぼります。 各家庭でも調理に工夫したりして、面白いものでは、油で素揚げにしてパリパリになったモズクをおやつ代わりに食べる家庭もあるといいます。モズクせんべいといったところでしょうか。    コンブやモズク以外にアオサ、ヒジキなどの海藻も沖縄では日常的に食べられています。 海藻が体にいいらしいというのは、誰でも聞いたことがあると思います。  生命の源ともいえる海の中で育つ海藻にはビタミンA(カロテン)やビタミンKなどのビタミンをはじめ、ヨウ素、カルシウム、マンガン、鉄、亜鉛、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。 海藻は、海水に溶けている豊富なミネラルを吸収して育っているため、ミネラルを多く含んでいるのは当然です。まさに海の栄養分が、そのまま濃縮されているといってもよいでしょう。  さて、第二次世界大戦後、わたしたちの食生活は大きく変わり、いわゆる「欧米型」の食生活で、コレステロールや動物性タンパク質など、栄養価の高いものに変わってきました。  そのため、生活習慣病などの病気まで「欧米型」になってきています。  さらに現代人の食生活は偏食になりがちで、これがビタミンやミネラル不足の原因となり、さまざまな病気の原因にもなっています。  このビタミンやミネラル不足を補うのがコンブやモズクなどの海藻類で、海藻がからだによいとされる根拠になっています。

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