例えばここに、商品Bというものがあるとします。外箱には1粒2900mg×150粒の商品という表記です。
具体的には以下の通りです。
(1)モズクとコンブを原料とし、1カプセルにあわせて約174mgのフコイダンを含みます。
(2)原材料は、マコンブ仮根(ガニアシ)モズク抽出物(フコイダン含有)、他省略…。
まず(1)の場合、この商品も、『フコイダンが約174㎎』と非常に曖昧な表記となっています。
おそらく、モズク抽出物として精製したものが、174㎎入っているということなのでしょうが、どこを探しても何%のフコイダンを含んでいる抽出物なのかは明記されていませんでした。
公的機関が調べた栄養表示では、ガニアシ、モズク抽出物(フコイダン含有)とありますが、この場合、この抽出物にわずかしかフコイダンが含まれていなくても『1カプセルにフコイダンが約174㎎』と表記しても法的には何ら問題はないのです。しかし中身はあまり信用できないことになります。
また、噂の超低分子1,800㎖入りの商品Cの場合はどうでしょうか。
商品説明は以下の通りです。
(1)1瓶に1,800㎖の液体フコイダン
(2)100㎖には以下の成分が含まれています。炭水化物3.6g、食物繊維 0.1g
(3)原材料名 モズクエキス(フコイダン含有)
本商品は、今話題の『超低分子』フコイダンというキャッチコピーで市場を賑わせている商品です。低分子がいいのかどうかは、ここでは述べませんが、その機能性に対する科学的な証明は、これからに委ねられることになります。
まず、(1)については、一部のウェブページで、『1,800㎖中に36gのフコイダンを含有』とありましたが、ここでも単に「フコイダン」と書いてあるだけです
ただ、90%まで精製しているとは、多くのページで書かれているので、これに当てはめても問題はないといえます。となると、1瓶1,800mgの液体の中に、使用されているモズク抽出物(90%)含有が36gという商品になります。
以上、簡単に検討してきましたが、どうもフコイダン商品の選択には困難がつきまとうようです。もちろん、正規の正しい表示をしているウェブサイトも多くありますが、決して安くない商品ですし、人間の健康と命を考えて口にする商品です。十分な選択眼を養いたいものです。また、日本人はと往々にして、医師だとか、博士、薬剤師が推奨するものについては、素直に受け入れてしまう傾向があります。
ですが、これからは、自分自身できちんとした判断基準を身に付けて、より良い商品を選んでいく時代となっています。フコイダンの質・量に関して、十分な選択眼を持ち合わせる努力をする必要があります。
フコイダン
