フコイダンの抗がん作用は、いまでも研究が進められていますが、フコイダンが体の中で、有効に働くためには幾つかの必要な条件があることが分かっています。それは、以下の3つの条件です。
(1)フコイダンの中にある硫酸基が結合していること
(2)フコイダンの有効成分を破壊しないマイルドな抽出をすること
(3)フコイダンを体内に無理なく吸収できること
(1)の硫酸基の場合と次の通りです。
いわゆる硫酸基とは、文字通り硫酸の基になる成分ですが、単体では まったく無害な成分です。胃の粘膜を胃酸から守る働きをしています。フコイダンが、他の多糖類と大きく異なる点として、フコイダンは硫酸基を含むという
点です。
これまでの研究で、フコイダンが体内で有効にはたらくためには、この硫酸基が重要な役割を果たすことが明らかになっています。そのためにこだわらなければいけなかったのが、フコイダンの原料となるモズクの産地でした。
フコイダンが有効な作用を発揮するためには、硫酸基の結合量が13%以上必要であることがわかっています。つまり、原料の海藻類からフコイダンを抽出する場合、硫酸基を可能な限り残存させることが重要になるのです。
ところが、国内で養殖される海藻類(オキナワモズク等)から抽出されるフコイダンには硫酸基が10%程度しか含まれていないのです。なぜかといいますと、それは、モズクが育成・成長する海域などの環境に要因があります。 フコイダンの原料となるモズクに重金属類などの化学物質が付着してしまうと、フコイダンの抽出工程で これら有害な重金属類を取り除く必要があるからです。その際に、必要成分である硫酸基をも失ってしまうケースが多いのです。
そこで、一躍着目されたのがトンガ産の天然モズクだったのです。トンガモズクから抽出されるフコイダンは、きれいな海域で育った化学物質の付着のない天然モズクから抽出されるため、余計な科学的工程を省いたマイルドな抽出方法を実現できるのです。その結果、硫酸基の結合を16%以上に保ったまま、純度の高いフコダインを抽出できるようになったのです。
